食事のマナーについて

今回は食事のマナーについてお話しします。

 

①食事のあいさつ

私たちが食べる、野菜や肉・魚は命のあるものです。生き物の命をいただくから「いただきます」と言います。「ごちそうさま」の“ちそう”は、食事の支度に走り回ることを指し、食材や料理を作ってくれた人への感謝を表す言葉です。食べ物や作ってくれた人への感謝を込めて、あいさつをきちんとしましょう。

 

②食器の並べ方

左手にごはん茶碗を持ち、右手に食具をもつ日本人の食べ方は和食の基本です。並べ方は左がごはん、右に汁物、汁物の奥に主菜、左奥側に副菜を置きます。

 

1

 

③正しい姿勢

ひじはつかず、背筋をまっすぐ伸ばして座るようにしましょう。テーブルやイスの高さが合っていないと足をぶらぶらしてしまうので食事に集中できません。食事環境を見直すことも必要です。正しい姿勢で食べる事によって噛む力が上がり、吸収率もアップするので意識して行ないましょう。

 

2

 

④好き嫌い

乳児の好き嫌いは味覚の未発達や経験不足からきていることが多く、甘味・塩味・うま味は受け入れやすいのですが苦味・酸味は避ける傾向にあります。大人が美味しそうに食べる姿を見せるうちに幼児期を通して受け入れられるようになります。幼児の場合は奥歯が生えそろっていないために咀嚼がうまくできなかったり、はじめて見る料理に抵抗を見せることもあります。無理強いされたり吐いたことがあるなどの経験も記憶として残り、嫌がることもあります。苦手とする子どもが多い野菜はカレー粉・マヨネーズなどで調味したり、子どもの成長に合わせた切り方・柔らかさで作ることが大切です。

 

乳幼児期は食に関するさまざまな経験が必要です。「おいしいね」「どんな味がするかな」などと会話をしながら食べる楽しさを引き出し、食べたい意欲を育むようにしましょう。