保育園では、食事のマナーでも大切なスプーンや箸の持ち方について子ども達に指導を行っています。
今回はどのようにスプーンや箸指導を行っているのかご紹介します。
・・・・・スプーン・・・・・
スプーンの鉛筆持ちは1歳から促していくと出来るようになります。
①最初は手づかみ食べから始めていきます。
写真1
③上手持ちが出来るようになったら、下からグーで握り「下手持ち」で持ちます。写真2
写真2
④人差し指と親指のみ握った手から開き、「バーン」の指にします。写真3
写真3
⑤持てる子はこのままの状態でスプーンを握ります。
⑥持つのが難しい子は、スプーンにダブルクリップをつけ、親指を乗せ真ん中に人差し指を乗せて持ちます。写真4
写真4
⑦手づかみで食べている子も、「スプーンはどこ?」などと問いかけると食具を持ち食べ進められるようになります。
上手な鉛筆持ちが出来ると、スムーズに箸の練習に入れます。
・・・・・箸指導・・・・・
箸指導は2歳児から行います。
箸には持つ位置がわかるように、ビニールテープで印を付けています。写真5
写真5
⑧まず1本から始めていきます。
スプーンと同様バーンの指で1本持ち、手首を反対の手で押さえて指だけでお箸を動かす練習をします。写真6
写真6
⑨出来たら、もう1本を指の穴の中から通し反対の手の平で長さを揃えます。写真7
写真7
⑩長さを揃えたらお箸の先が「くちばし」になるように中指の位置を確認します。写真8
写真8
⑪出来たら音がかちかち鳴るように、開閉の練習をしていきます。
写真9
出来るようになりましたら、スポンジから始まり、マカロニ・おはじき・大豆をカップからカップへと持ち移動していきます。
スポンジが持てたら全部取り出してマカロニを入れるのではなく、入っているとこにマカロニを足すと持つ力がそれぞれ物により違うのでとても練習になります。
中指が真ん中に乗らずに上に人差し指と一緒に乗っている子が多く見られます。そうするとお箸が開かずに掴みにくいので、中指はどこの位置にくるのかお子様と確認して見てください。
また、クロス箸になってしまっている子も多く見られるので前から後に物を挟むのではなく、後から前に物を挟むことも意識して練習してみてください。